企業と大学の「組織」対「組織」の連携を支援します

東京大学国際オープンイノベーション機構(以下「IOI機構」)は、文部科学省の2018年度公募事業である「オープンイノベーション機構の整備事業」に採択され、これまで行われた個々の研究者の共同研究や研究シーズの枠を超え、産業競争力を高める新事業領域やエコシステムの形成をも対象とする企業と大学との「組織」対「組織」のオープンイノベーションを促進するための全学的な組織として設立されました。

理念

「知」「技術」「産業」が融合し、新たなイノベーションへ

人類は、産業革命以降初めて本格的な経済成長を実現しました。それは技術進歩と技術の経済化が融合した“イノベーション”によるものです。以来、産業構造が形づくられ、産業構造の変革を続けてきました。1990年代に提唱されたオープンイノベーション(H.Chesbrough)は、産業構造の変化に伴い大きく変革がされてきました。今日の産業や事業のシステム化の時代において、オープンイノベーションは単なる技術の協創的開発からエコシステムの形成を通じた経済発展と技術進歩の加速のためのプラットフォームとなってきました。東京大学国際オープンイノベーション機構は、「知」「学理」「技術」「事業」「産業」が融合するプラットフォームとして、産業の発展を通じた経済成長に寄与しつつ、産業発展からのポジティブ・フィードバックによる、「学術」の発展と知の地平線の拡大を目指します。

機構長

概要

IOI機構が目指すオープンイノベーションの姿

IOI機構は企業の事業戦略・経済成長戦略に基づくイノベーションの達成のために、東京大学の保有する「知識や技術」を「産業」と融合し、「技術戦略・知的財産権戦略・競争戦略」に基づくイノベーティブ・テクノロジーによって新たなイノベーションの創造に挑戦していきます。

IOI機構が目指すオープンイノベーションの姿

組織

専門人材による高度マネジメント能力を提供

IOI機構は東京大学総長直轄の部局横断型の組織です。大学の既存組織体系から独立した、謂わば、学内の特区の役割を担っています。企業様からのご相談は、主にマネジメントサポートグループが対応します。例えば、連携先の研究室がお決まりでない場合でも、コーディネーターがご相談に基づき企業の潜在ニーズを明確化し、東京大学の多種多様な研究者とのマッチングを行います。プロジェクト部門の各プロジェクトにはそれぞれ個別に戦略企画グループのプロジェクトマネージャーが配置されます。また、研究開発の様々な局面で、知財・財務・法務やビジネスデザイナーなどの専門スタッフグループが独自のサポートや役割を発揮します。


組織図.png

特徴

これまでにない高度な支援体制で
企業と大学の「組織」対「組織」の連携を支援します

共同研究における知財・契約交渉から利益相反に至るまで、専門人材による高度マネジメント体制によって、共同研究を強力にバックアップします。また、企業の事業成長・新事業創出に資するイノベーションモデル設計をはじめ、これまでにない独自の高度な支援体制によって企業と大学の「組織」対「組織」の連携を支援するオープンイノベーションプラットフォームを構築します。さらに、この連携からポジティブフィードバックを得ることによって、組織の自立・持続可能な経営基盤を構築し、双方の継続的な連携と成長を目指します。

これまでにない高度な支援体制で企業と大学の「組織」対「組織」の連携を支援します

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