運動主体感を失わない運転支援システムAsama Group Service Robotics Lab

研究テーマと特徴

  • 運転支援を受ける際の運動主体感・行動の変化の解明
  • ドライバーが「主体感」を失わない運転支援システムの開発
  • 運動主体感を客観的に測定するための手法の提案

研究の内容

 人間は日々自由意志で行動を選択し、さらに外部の物体や機械を動かしています。この過程において、外部の物体や機械を操作しているのは自分だという主観的な感覚は、運動主体感と呼ばれます。運動主体感は人間の行動選択、処理資源の配分、動機付けに深く関わっています。自動運転技術の開発が盛んに行われている現在、ドライバーはただの「乗客」ではなく、車とのインタラクションが求められ、車を制御している主体となります。その中で、本プロジェクトはToyota Research Institute と共同研究し、運転支援とドライバーの主体感の関係を解明し、主体感を失わない運転支援システムの開発を目指しています。

運転シミュレーターを用いた行動計測

ドライビングシミュレータでドライバーの行動を調べます

車とのインタラクションが必要な時の反応を調べます

脳波を用いた運動主体感の推定

運動主体感と脳波の関係を調べ、運動主体感を客観的に推定する手法を提案します

東京大学 大学院工学系研究科 精密工学専攻

教授 淺間 一
特任准教授 温 文
プロジェクトマネージャー 黒木 義博
アシスタント 乙津 裕子

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お問合せ
東京大学国際オープンイノベーション機構
https://kahb.f.msgs.jp/webapp/form/22318_kahb_5/index.do

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