大久保・脇原研究室
研究テーマと特徴
- ナノ材料の化学と工学を展開
- 超高性能ゼオライト材料の新規調製法を開発
- 持続可能な社会の実現のためのキーマテリアル“ナノ多孔体”の社会実装
【新規機能性材料の創出を目指すナノ材料化学、ナノ材料プロセスの研究】を横軸に、【材料をベースにした新しいデバイスやシステムの開発を目指す研究】を縦軸に据えて研究活動を進めています。環境・エネルギー分野での問題解決を目指し、最先端の課題に挑戦しています。
研究分野は【ナノ材料をつくる研究】、【ナノ材料を応用する研究】に大別され、ミクロ孔領域(< 2nm)に均一な細孔を有するゼオライト、メソ孔領域(2-50nm)に均一な細孔を有するメソ多孔体、そして無機物と有機物とのハイブリッド材料などです。
この様な材料を合成し、触媒や吸着材としての利用や、新たなナノテクノロジー分野への幅広い応用を目指しています。
先進的粉体プロセスを駆使したナノ多孔体材料の実用化研究
- 粉砕及び再結晶化法を組み合わせたゼオライト粒径の新規チューニング法の開発及び石油精製用触媒への応用
- 超低欠陥(=高耐久性)ゼオライトの製造法開発
- ディーゼル排ガス浄化触媒開発
- ナノサイズゼオライトの分散・凝集の高度制御による各種添加剤開発
ゼオライトの超高速合成
- 様々な構造、組成に適用可能
- 超低欠陥(=高耐久性)ゼオライトの製造法開発
- 数日かかるものが数分に(> 500倍)
- 性能のチューニングも超高速で可能
超高耐久ゼオライト
- シリカ系材料の常識を覆す耐久性(1000℃以上のスチーミング下でも劣化なし)
- 過酷な使用条件の触媒や吸着材として期待
流通合成
- 従来のバッチ式からの大きな転換
- 省エネルギー、高効率合成