エネルギー総合学連携研究機構
研究テーマと特徴
- 生産、輸送から変換、利用までのトータルエネルギーシステムを網羅
- 研究開発から政策、制度の設計に至るまで分析、総合化、社会実装を扱う
- 安心安全で豊かな社会を支える環境負荷の低いエネルギーシステムを実現
本連携研究機構では、技術開発とともに、政策やエネルギーシステムを総合的に検討するため文理融合による新たな学理=エネルギー総合学を創成し、学理を実践し社会実装することを目指します。
外部機関として産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、理化学研究所と連携し、体制図のように10部局や学産官の連携体制により研究、教育、社会連携を進め、望ましいエネルギーシステム実現に向け幅広い社会変革に貢献します。本機構のミッションは、研究開発、教育、社会連携の3つの要素に大別できます。
体制図 エネルギー総合学連携研究機構の学内関係部局と外部研究機関
研究開発ではエネルギー分野の新たな価値創造に挑む学術の戦略的展開に対して、卓越した研究者が集い、社会におけるエネルギーの諸問題や気候変動に関する対応策を企画、開発する組織として価値創造を進めます。また教育では現状の社会課題を抽出・分析すると共に、望ましい未来社会をデザインします。
その未来ビジョンから技術的課題をバックキャストする思考法を涵養すると共にエネルギー総合学の学理を創成し、人材を育成します。更に社会連携ではエネルギーに関する社会からの強い要請に応え、文理融合による革新的で実践的な研究を実現すると共に、学産官の連携により成果の社会実装を可能にする強力なプラットフォームを形成します。
具体的な研究テーマは、エネルギーシステムに関する研究、革新的再生可能エネルギーとエネルギー貯蔵に関する研究、革新的エネルギー変換・輸送・利用とCO2 削減に関する研究、エネルギー政策・エネルギー経済と地球資源管理に関する研究、人間の快適性向上のための革新的材料とエネルギー管理に関する研究などです。
活動の一例として大手材料メーカーと本学の学術指導制度を活用して再生可能エネルギーの利活用について議論を開始する予定です。